こんにちは。
さて、今回はDon “Wink” Martindale (ドン・マーティンデール)のディフェンスについて学びます。全てを1回にまとめようとすると、情報が多すぎて途中で諦めるため、小分けにして最後にまとめることにします。また、ひとつのテーマでも随時こうしんしていくようにします。
まずはフロントから。マーティンデールといえば、3-4をベースとしたハイプレッシャー、アグレッシブなディフェンスが有名です。フロントの種類に加え、多様なTagを設定しており、バリエーション豊富なアラインメントを用意することにより、相手オフェンスが予測しにくい状況を生み出します。
※全てまとめてから更新しようとすると、途中でやる気がなくなるため、途中段階でも公開します。随時更新していく予定です。
GENERAL INFORMATION
フロントを紹介する前にベースとなるルールを紹介します。ディフェンスはセットするためにストロングサイドなどをチームで共有する必要があります。でなければ、DLはどこにセットすればよいかわかりません。
TIGHT RULES
マーティンデールのディフェンスでは、“TIGHT RULES”を基にDLのアラインメントを決めます。簡単に言えばCLOSED SIDE (TEがいるサイド、厳密に言えばOLにくっついてセットしているTEがいるサイド) を決めるわけです。一般的にはStrong Sideとかいう言い方をしますが、TEがOLにくっついている場合はCLOSED SIDEと言うこともあります (TEがいないサイドはOPEN SIDE) 。
具体的なルールは下記の通り。
図にすると下のようになります。

SUB CLOSING RULES
SUB DEFENSE (Nickel Package) では、“SUB CLOSING RULES”というものもあります。あらかじめ決められたTagに応じて複数のCLOSED SIDEの決め方があります。
特にTagがついていない場合はTIGHT RULESに準拠します。
※省力化のため、図は割愛します。
SUB TIGHT/OPEN
TIGHT/OPENは、上述した通り、TEがいるかいないかでCLOSED SIDEを決めます。
SUB STRONG/WEAK
その名の通り、PASSING STRENGTHをベースにCLOSED SIDEを決めるルールです。
“STRONG” = PASSING STRENGTH (Nickelがいる方) をCLOSED SIDEとします。
“WEAK” = PASSING STRENGTH (Nickelがいない方) をCLOSED SIDEとします。
PASSING STRENGTHは、どちらにより多くのレシーバーがいるかで決まります。数える優先順位はWRが最初、次がTE。
SUB FIELD/BENCH
アメフトのフィールドにはハッシュがあり、プレーが始まる場所は常にハッシュの間です。ほとんどの場合、左右どちらかに偏った場所からプレーが始まります。プレーが始まる前にフィールドの広いサイドと狭いサイドが生まれることになるわけです。広い方をField side、狭い方をBoundary sideと呼ぶことが多いです。FIELD/BENCHルールでは、そのままどちらかのルールに従ってCLOSED SIDEを決めます。
SUB BACK/AWAY
こちらはOffset RBの位置で決めるルールです。一般的にはShotgunのHBがOffset RBにあたります。BACKがRBがいる方、AWAYはその逆です。I FormationなどでOffset RBがいない場合、TIGHT RULEに従います。
FRONT
さて、ここからいよいよフロントの説明に入ります。フロントには一般的に21 Personnelや12, 13 Personnelなどを相手にする場合のBase Frontと11 Personnelなどを相手どる場合のSub Frontがあります。これはDLが変わるというよりディフェンスのパッケージが変わることにより決められているもの。そして、このフロントでどこに誰がセットするかを決めるために先ほど説明したのがTIGHT RULESです。
SUB FRONT
まずはSUB FRONTから。ざっとどういうFrontがあるか一覧をご覧ください。

マーティンデールは、アグレッシブなパスラッシュが得意なコーチです。様々なバリエーションを使います。
PLUS FRONT

CLOSED SIDEのDEが9-Techか6 Techはチームによって違うかと思いますが、一般的にOVER FRONTと呼ばれるフロントです。
ルールは下記の通り
FLEX FRONT

こちらをOVERと呼ぶことも多い。
RUSH FRONT

これもOVERと呼ぶことが多いです。Noseが2iにセットしているため、オフェンス目線で言うと一般的にはC, Gのダブルチームが難しくなると言われています。
Tagは言葉だけで説明してもピンとこないものもあるでしょうし、図を載せておきます。簡単に言うとベースのものにちょっとした変化をつけることです。オフェンスでもディフェンスでも使われる言葉です。



ご覧のようにFrontを名前で分けるのではなく、Tagでそれぞれにバリエーションを加えることにより、夥しい量の見た目のバリエーションを作っています。


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