データで見るカレッジフットボール選手

こんにちは。

車を買うポイントは?燃費やデザイン、走行性能、積載能力などのさまざまな基準があろうかと思います。今回はぼくが1点重要なポイントをお伝えします。

それは「抑止力」。どういう意味?と思われるかもしれません。ですが超重要です。あおり運転などの交通トラブルが注目される昨今、誰しも無用なトラブルは避けたいはず。そんなときに役立つのが車の抑止力です。

具体的にどういうことかと申し上げますと、他人を威嚇するデザインや排気音が重要となります。車のタイプによって威嚇方法は分けられます。例えばセダンタイプの場合、黒塗りで鬼キャン、フルスモのシャコタンにしてください。また、最近人気のSUV、特にランドクルーザーやジムニー、ラングラーなどの本格四駆を想定すると、リフトアップ、大径タイヤ、スチール製のウインチバンパー、爆光フォグランプなどの改造を施してください。いずれのタイプの車でもホイールはマイナスオフセット、直管マフラーでよろしくお願いします。

これだけ改造して高速道路を走ってみるとのんびり走っても大丈夫!ただし、阪神高速の軽バンとプロボックスには気をつけてください。特にハシゴ積んだ車。彼らは1分1秒を争っています。どんな車も通用しません。基本は自分より速い車には譲る。これでオッケー。

さて、ようやく本題。先日NFL選手の体格や経験年数、出身大学などを引っ張りだしてみました。ならばカレッジもやらねばなるまい。ということで今回はカレッジ編。多少項目は変わりますが、同じように見てみましょう。

目次

集めたデータ

スクロールできます
NAMEPOSHTWTCLASSBIRTHPLACECOLLEGECONFERENCEDIVHT(cm)WT(kg)STATE
Ben BryantQB6′ 3220SRLa Grange, ILCincinnatiAACG5190.599.7903214 IL
Jacob HoyingQB6′ 2200FRColumbus, OHCincinnatiAACG5187.9690.718474 OH
Brady LichtenbergQB6′ 1198SOToledo, OHCincinnatiAACG5185.4289.81128926 OH
Evan PraterQB6′ 4200SOCincinnati, OHCincinnatiAACG5193.0490.718474 OH
Luther RichessonQB6′ 3220FRNashville, TNCincinnatiAACG5190.599.7903214 TN
Stephan ByrdRB6′ 0210FRCanal Winchester, OHCincinnatiAACG5182.8895.2543977 OH
Corey KinerRB5′ 9215SOCincinnati, OHCincinnatiAACG5175.2697.52235955 OH
Charles McClellandRB5′ 11200SRHomerville, GACincinnatiAACG5180.3490.718474 GA
Myles MontgomeryRB5′ 11200FRJacksonville, FLCincinnatiAACG5180.3490.718474 FL
Ryan MontgomeryRB5′ 11208SRFranklin, OHCincinnatiAACG5180.3494.34721296 OH
Lewis ShepherdRB6′ 0193JRElgin, OKCincinnatiAACG5182.8887.54332741 OK
Shaun ThomasRB6′ 0196FRLima, OHCincinnatiAACG5182.8888.90410452 OH
Ethan WrightRB6′ 1200JRAkron, OHCincinnatiAACG5185.4290.718474 OH
Lesley AndohWR6′ 0195FRDublin, OHCincinnatiAACG5182.8888.45051215 OH
Jojo BermudezWR5′ 10170FREgg Harbor City, NJCincinnatiAACG5177.877.1107029 NJ
Quincy BurroughsWR6′ 2202FRJacksonville, FLCincinnatiAACG5187.9691.62565874 FL
Drew DonleyWR6′ 2180FRFrisco, TXCincinnatiAACG5187.9681.6466266 TX
Wyatt FischerWR6′ 1200SRMount Orab, OHCincinnatiAACG5185.4290.718474 OH
Ashton KollerWR6′ 1197JRLanden, OHCincinnatiAACG5185.4289.35769689 OH
Nick MardnerWR6′ 6215SRMississauga, ABCincinnatiAACG5198.1297.52235955 AB
Will PaulingWR5′ 10180FRChicago, ILCincinnatiAACG5177.881.6466266 IL
Marcus PetersonWR6′ 3215FRLake City, FLCincinnatiAACG5190.597.52235955 FL
Chris ScottWR6′ 2198SOColumbus, OHCincinnatiAACG5187.9689.81128926 OH
Tyler ScottWR5′ 11185JRNorton, OHCincinnatiAACG5180.3483.91458845 OH

今回集めたデータはこんな感じ。FBS校だけをESPNから引っ張ってきました。ほとんどはNFLと同じような構成ですが、出身校の代わりに出身地、カンファレンスとPower 5(以下P5)、Group of 5(以下G5)カンファレンスなどが変更点です。

まず、FBS校はIndependentというどこのカンファレンスにも属していない大学を除き10カンファレンスが存在します。その中からさらにP5カンファレンスG5カンファレンスに分けられます。そして、各カンファレンスには10-14校ほどがメンバーに加入しています。というわけで、FBS校は計131校あります。そして、気になる選手数は15,603人!

この大人数をExcelにコピペする過程でぼくのパソコンは何度もフリーズしました。大量のハイパーリンクや写真データはちまちま削除した方が良い。

カレッジフットボール選手の身長と体重

さて、ここからが本題です。前回のブログで学んだ結果、NFL選手平均身長は188cm平均体重は110kgということが分かりました。ぼくがカレッジのハイライト映像を見る限り、カレッジの選手は当然ながら細身に見えます。実際、どのくらいのNFLとカレッジでは体格差があるのでしょうか?そして、P5とG5の選手ではどのくらいの体格差があるのでしょうか?

平均身長と平均体重

まず、数十人ほどの選手は体格などのデータがなくピボットテーブルなどでエラーの原因となるため、今回の集計からは一旦除外しました。その上で、全体の平均身長は187cm、平均体重は104kgとなりました。身長は1cm、体重は6kgほどNFL選手より軽いということになります。

続いてポジション別の体格も見ていきます。

全体のポジション別平均体重はこんな感じ。OLもDLも140kgまではいかない。これは意外。スキルポジションも80kgちょいが平均ということで、やはりNFLよりは少し軽い。最も重いのは特に指定のポジションがないOL(137kg)、最も軽いのはCB(83kg)です。

今度はP5カンファレンスに所属する選手たちの平均体重です。先ほどより少しだけ重くなった。最重量はGの141kg、最軽量はCBの83kgですが、CBも小数点以下が少し増えています。

お次はG5の選手たち。ぱっと見は全体の平均とあまり違いは分かりません。ただし、数字で見ると最重量のOLが136kg、最軽量のCBが82kgと全体より1kgほど落ちます。

体重について最後はカンファレンス別に見てみましょう。これはぼくがSECの大学の選手とPac-12の選手を見比べたとき、どうもPac-12の選手たちが細く見えたから気になりました。結果はやはりSECが重たい。グラフのスタート位置が101kgからと恣意的なグラフですが、事実は事実。

ここからは身長編。OTはとにかくデカい!大学生でも195cm超え!RBはNFLと同じような数字でした。DTやCはNFLと違って190cmを超えません。

続いてP5の平均身長。全体の平均より大きいね。

今度はG5。やはり全体よりは小さくなります。

最後にカンファレンス別の平均身長。これはB1Gカンファレンスが飛び抜けて大きい。

ここまで見てきて分かったことは、P5カンファレンスの選手たちはおおよそ全体より身長が1cm高く、体重が1kg重いということです。また、G5カンファレンス同じ値だけ平均を押し下げる形となっています。

最大の選手と最小の選手

NFL同様、最大と最小の選手を紹介します。

最重量の選手

Embed from Getty Images

栄えある最重量選手賞はフロリダ大のDL Desmond Watson(デズモンド・ワトソン)。その体重は驚く事なかれ415lbs(188kg)!ちなみに身長も6’5(195cm)あります。ちなみにゴリラの身長が180cm、体重が200kgなので大体一緒くらいの体格をしています!

最軽量の選手

最軽量は2人のWRがいます。SMUのNic Heck(ニック・ヘック)RiceのCemarion Chambliss(セマリオン・シャンブリス)。どちらも写真は見つかりませんでした。申し訳ない。気になる体重は140lbs(63.5kg)!そこらへんの学生!ちなみにカピバラの最大サイズが65kgだそうです。

最高身長の選手

お次は身長部門。最も背が高い選手はWazzou(ワシントン州立)のOL Jack Wilson(ジャック・ウィルソン)。身長はなんと6’11(210cm)!電話ボックス(226cm)より少し低いくらい。入れる?ゲッティで写真を探しても野球選手が出てくるばかり。普通のGoogle検索でもあまり出てこないので試合に出れるほどではないのかもしれません。

最低身長の選手

最低身長も写真はなし。なんか無名の選手ばかり?ハワイ大のRB Robbie Paikai(ロビー・パイカイ)くんです。身長は5’4(162.5cm)!アメリカ人女性の平均身長(162.2cm)と同じくらい。

高校フットボールとアメリカ大統領選大票田の関係

いつぞやドラフト関係の記事を書いたときにも述べましたが、アメリカの高校フットボールの強豪選手の出身地はアメリカ大統領選挙の大票田の州とリンクしているという話をよく聞きます。実際どうなの?ということで選手数の多い出身地を調べます。

表も付けておきます。左が出身州と選手数、右が大票田の州と選挙人数(三井住友DSアセットマネジメントより引用)です。

 TX1949
 FL1480
 CA1401
 GA1224
 OH666
 AL586
 NC574
 LA505
 VA463
 IL440
CA55
TX38
FL29
NY29
IL20
PA20
OH18
MI16
GA16
NC15

大正義テキサス!そして上位4州はずば抜けています!しかし、大票田の州と比べてみると当たらずも遠からずといった具合です。上位5州に関しては確かに大票田と言えます。しかし、アラバマやルイジアナが大票田かと言われるとうーん…という感じです。どちらかというと、南部と中西部、いわゆるSECとACC、B1Gがある州の選手が多そう。子どものうちから強いフットボールを見慣れていると大学でやりたくなるのはある種当然の感情か?

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