Ole Miss観戦記 2022 – Week 1 vs Troy

こんにちは。

ついに始まったカレッジフットボール2022シーズン。
いや、先週Week 0があったんですが。
そっちはOle Missの試合がなかったので無視していました。
観たのは観たけど。

それはともかく、今シーズンのOle Miss観戦記を認めてみようと思い、ここに記します。
試合全体の流れを振り返って気になることをつらつらと書いていくスタイルとします。
手探り状態ですが徐々に形にしていきたいと思います。

さて、初戦はトロイ大学でした。
NCAA 1部のサブディビジョンFCSに所属している、言ってしまえば格下の大学です。
ここで取りこぼしは許されず、負けてしまえばシーズン終了となります。

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目次

流れ

1Q

オフェンスはラン優勢ながら両方使い分けるスタイルで攻め込みました。
2回目のドライブでTD。
Zach Evans(ザック・エバンス)のインサイドゾーンを中心に攻めながら、最終的にUlysses Bentley Ⅳ(ユリシーズ・ベントレー)が決めました。

ラン中心のトロイオフェンスに対し失点はなし。
ちょろっとは進まれますが、最終的にはパントに追い込みます。

2Q

オフェンスはここからラン中心に攻めます。
1Qに続き、2シリーズ連続でTD。
インサイドゾーン、RPOのランでバリバリゲインし始めました。
エバンスとQuinshon Judkins(クインション・ジャドキンス)の2人がランの中心です。

ディフェンスは2Qも順調。
最後のドライブでFGを決められてしまいますが、それ以外は3アンドアウト。

3Q

3Qは最初のドライブでいきなりTD。
このドライブはJaxson Dart(ジャクソン・ダート)のパスもよく通りました。
最後はMalik Heath(マリク・ヒース)へのポストでTD。
しかしその後はファンブルやINTなどで得点なし。
結局このTDがOle Missにとって最後の得点となりました。

ディフェンスはこのQも強力。
オフェンスのミスはすべてファンブルリカバーやINTで取り返しました。
結局3Qも無失点。

4Q

4QからQBがLuke Altmeyer(ルーク・オルトマイヤー)に交代。
その最初のドライブは謎のファンブルでいきなり攻守交代。
勝利を確実にしたいことから輪をかけてラン中心になります。
ただし、結局は無得点で終わってしまいました。

ディフェンスは4Q、ついにTDを許してしまいます。
謎のファンブル直後のドライブにパスで短い距離をちょこちょこ稼がれ、最後はカバーの担当がうまく伝わっていなかったようで、スルリとスラントに通されてしまいます。
しかし、許したTDはこの1回のみ。

試合全体

オフェンスは昨シーズンと変わらず、3人のRBを交代しながら常にフレッシュな状態を保つランヘビーなオフェンスでした。
インサイドゾーンとRPOを組み合わせて1stダウンと2ndダウンはガンガン走ります。
長い距離が残ったらパスというのがこの試合でしたが、懸念はパスです。
Ole Missはなんだか先発QBを決めきれていません。
ダートはUSCからの転校生で、転校当初は先発確定!みたい扱いだったものの、その後評判はイマイチだったとか。
かと言ってオルトマイヤーも上回っているわけでもない評価。
まだ、初戦なので親心を持って両QBを見守りたいと思います。

ディフェンスは盤石なチームです。
スプリングゲームのときは弱かったのにどうしたんでしょう?
3 High SAFディフェンスは昨シーズンから継続。
カバレッジはマンカバーと3人のSAFがディープを守るカバー3などが多かったかと思います。
4人ないしは3人のラッシュが多くカバーを厚めにしたい方針でした。
それでもラッシュはよくかかっていました。
相手がトロイなのでそこまで手の内を明かさずに勝ちたかったからだと思います。

スタッツ

MatchupTroyOle Miss
1st Downs2025
3rd down efficiency6-179-14
4th down efficiency2-51-1
Total Yards346433
Passing286167
Comp-Att35-4819-29
Yards per pass6.05.8
Interceptions thrown11
Rushing60266
Rushing Attempts3344
Yards per rush1.86.0
Penalties6-373-16
Turnovers23
Fumbles lost12
Interceptions thrown11
Possession36:5823:02

Ole Missはランを44回もプレイしていたのにも関わらず、ポゼッションはだいぶ負けています。
恐ろしいのはランの平均獲得ヤードがパスを上回っています。
それにトータルヤードのうち、60%以上がラン。
パスはショボいと思っていたけど、意外と成功率は65%超え。
ただし獲得ヤードが少ない。
3rdダウンコンバージョンも64%となかなかの数字。

ボックススコアはリンクからご確認ください。

https://www.espn.com/college-football/boxscore/_/gameId/401403860

プレイ紹介

最後にオフェンスとディフェンスのプレイを紹介して終わります。

オフェンス

この試合最後に奪ったTDのプレイです。
インサイドゾーンとポストのRPOとなっています。
ボックスの人数はブロッカーが6人に対し、ディフェンダーが7人。
対してポストは1 on 1の状態です。
SSの動き次第でパスかランかを判断します。
SSがランを潰しに来ればポストへのパス、逆ならランです。

ディフェンス

ディフェンスは特徴的なプレイというより、初回なのでギャップフィットをチェックしてみました。
プレイサイドは左です。
中央のSAF、*(スター)が3 SAFディフェンスでは重要と以前のブログで説明したように彼が最終的にランを食うことが多いです。
ウィルは一応ギャップを書きましたが、実際にはすぐにランに突っ込みません。
一切前に上がらず、カットバックレーンを潰すイメージです。
NTはプレイサイドと逆のAギャップ、マイクがプレイサイドのAギャップを負担するはず。

まとめ

とにかくパスがどうなのかが気になります。
先発QBはダートで確定なのか、どういうコンセプトで来るのか、その辺を今後の試合で確認していきたいと思います。
昨シーズンまでのMatt Corral(マット・コラル)と比べるとマズイのではという不安が拭えません。
トロイ大学相手に28点はちょっとしょっぱいな、というのがぼくの感想です。
このままSEC Westの強豪と当たるのは少し怖い。

ディフェンスはこの実力が本物なのでしょうか?
昨シーズンはディフェンスが強かったり弱かったり不安定なシーズンでした。
選手の能力は高そうな印象を受けた初戦ですが、同地区と戦ってこのような試合を見せてくれれば最高です。

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