データで見るNFLドラフト総括

こんにちは。

ぼくら人間は○○っぽさに価値を見いだす。
女性であればおしゃれな北欧っぽいインテリア、男性であればオフロード感を高めた車。
女性は流行やおしゃれ、男性は機能面にっぽさを求める。
男女共通のことであれば、都心の洗練されたオフィス街で働くことや東京の名門大学に通うことに憧れる。
実際の中身はともかくそれっぽいことは非常に重要です。
なんだかバカにしているようですが、かくいうぼくもオフロードっぽい車に乗っています。
本格オフロード車でなくても良いではありませんか。
北欧っぽければそれで良い、中小企業だろうが丸の内勤務ならそれでOK。
○○っぽいことはステータス。

さて、NFLドラフトもようやく終わりました。
みなさんは日テレG+とかで見ましたか?
ぼくは滝と渓流を見に行っていました。

前回は候補選手たちのデータを集めていろいろな角度から数字を見ました。
今回はそのデータと実際の指名結果をもとにカンファレンスごと、大学ごと、ポジションごとなどにどういう結果だったのか見ていきたいと思います。

個々の指名がどうだったかは言及しません。
その辺は他の人のブログやYouTubeをご覧ください。

目次

概要

表はこんな感じ。

スクロールできます
NAMEPOSITIONCOLLEGECONFERENCEFBS or FCSPOWER 5 GROUP of 5HOMETOWNNFL Prospect GRADENEXT GEN STATSTEAMPICKSROUND
Travon WalkerDEGeorgiaSECFBSPOWER 5GA6.4880JAX11
Aidan HutchinsonDEMichiganB1GFBSPOWER 5MI6.8095DET21
Derek Stingley Jr.CBLSUSECFBSPOWER 5LA6.5084HOU31
Sauce GardnerCBCincinnatiAACFBSGROUP of 5MI6.7293NYJ41
Kayvon ThibodeauxEDGEOregonPAC12FBSPOWER 5CA6.7292NYG51
Ickey EkwonuOTN.C. StateACCFBSPOWER 5NC6.7391CAR61
Evan NealOTAlabamaSECFBSPOWER 5FL6.7695NYG71
Drake LondonWRUSCPAC12FBSPOWER 5CA6.4087ATL81
Charles CrossOTMississippi StateSECFBSPOWER 5MS6.4490SEA91
Garrett WilsonWROhio StateB1GFBSPOWER 5TX6.5087NYJ101
Chris OlaveWROhio StateB1GFBSPOWER 5CA6.4384NO111
Jameson WilliamsWRAlabamaSECFBSPOWER 5MO6.4890DET121
Jordan DavisDTGeorgiaSECFBSPOWER 5NC6.5084PHI131
Kyle HamiltonSAFNotre DameINDEPENDENTFBSNAGA6.8190BAL141
Kenyon GreenGTexas A&MSECFBSPOWER 5TX6.4584HOU151
Jahan DotsonWRPenn StateB1GFBSPOWER 5PA6.2582WAS161
Zion JohnsonGBoston CollegeACCFBSPOWER 5MD6.3488LAC171
Treylon BurksWRArkansasSECFBSPOWER 5AR6.5088TEN181
Trevor PenningOTNorthern IowaMVFCFCSNAIA6.4084NO191
Kenny PickettQBPittsburghACCFBSPOWER 5NJ6.4084PIT201

指名前には表にいなかった選手も下位指名にたくさんいたので、またデータの集め直し。
しんどかった。
どうやらNext Gen Statsの数値がない選手は前回ぼくが集めたリストにはいなかったようです。
最初から全部載せといてよ。
というわけでこの後のリストはドラフト前後で若干ですが数字が変わっていることをご了承ください。

前回はProspect Grade順に並べましたが、今回は指名順に並べ替えました。
指名された選手は全部で262人。
下位指名はなんやかんや各チームに補償分みたいなものが加わるので、単純に32×7の224人とはなりません。

CB36
WR28
LB24
RB22
G21
DT20
OT20
TE19
EDGE16
SAF16
DE12
QB9
C8
DB5
P4
FB1
K1
ドラフト後のポジション別指名選手数
WR39
CB38
RB36
LB32
G24
OT24
SAF23
DT22
TE21
EDGE18
QB15
DE12
C10
P5
K3
LS1
ドラフト前のポジション別候補選手数

続いてポジション別の人数。
多少順番に前後はあれど、前のリストとそう代わりはありません。
驚いたのはPが4人も指名されていること。
Pというのはドラフトで指名するほどのポジションになったということでしょうか?
近年の状況をくまなく追っているわけではないのでご存じの方いれば教えてください。

指名権の多かったチーム、少なかったチーム

NFLは、ドラフト指名権すらトレードの対象となります。
そのため、毎年あれやこれやトレードが進む上、複数年先の指名権までトレードします。
そのおかげで、どこがどの順位でどれだけの指名権を持っているのか正確に把握するのが困難な状況です。
ぼくは指名権がどうなったかなんてもう気にするのをとっくの昔に辞めました。

とは言ってもデータを取ってるなら見てみましょう。

BAL11
CHI11
GB11
NYG11
KC10
MIN10
NE10
CLE9
DAL9
DEN9
HOU9
SEA9
SF9
TEN9
ARI8
ATL8
BUF8
DET8
IND8
LAC8
LAR8
TB8
WAS8
JAX7
NYJ7
PIT7
CAR6
CIN6
LV6
NO5
PHI5
MIA4

ドルフィンズはドラフト捨てたか?
まあ、それは各チームの判断なのでそっとしておきます。

今度はその内訳を見たいと思います。
いわゆる上位指名と下位指名の数を見たい。
ここでは、上位指名を3巡目まで、下位指名を4巡目以降と定めています。

ATL5
HOU5
KC5
NYG5
NYJ5
BAL4
DET4
GB4
IND4
JAX4
MIN4
SEA4
TEN4
ARI3
BUF3
CHI3
CIN3
CLE3
DAL3
NE3
NO3
PHI3
PIT3
SF3
TB3
WAS3
CAR2
DEN2
LAC2
LAR1
LV1
MIA1
上位指名回数
CHI8
BAL7
DEN7
GB7
LAR7
NE7
CLE6
DAL6
LAC6
MIN6
NYG6
SF6
ARI5
BUF5
KC5
LV5
SEA5
TB5
TEN5
WAS5
CAR4
DET4
HOU4
IND4
PIT4
ATL3
CIN3
JAX3
MIA3
NO2
NYJ2
PHI2
下位指名回数

少し様子が違う。
ベアーズやレイブンズなどは下位指名が多く、上位指名は中くらい。
ファルコンズは全体的には中くらいでも上位指名が多い。
総合的に見るとジャイアンツやチーフスは満遍なく指名権が多かった。
パッカーズは伝統的にドラフト指名選手を大事にするチームという認識があるので、納得の数字でした。

出身校別の指名選手数

次は出身校別に。

Georgia15
LSU10
Cincinnati9
Penn State8
Alabama7
Oklahoma7
Baylor6
Mississippi6
Ohio State6
UCLA6
ドラフト後の出身校別指名選手数
Georgia14
Alabama11
Oklahoma11
LSU9
Texas A&M9
Arizona State8
Cincinnati8
Michigan8
Mississippi8
Penn State8
ドラフト前の候補選手数

ジョージアはやはり多い。
なんせ1巡指名で5人が選ばれました。
NFLジャパンによるとこれは史上最高だそうな。
ドラフト前のデータではテキサスA&Mとアリゾナ州立大学、ミシガン大学が入っていましたが、ドラフト後にはベイラ―とオハイオ州立大学、UCLAが代わりに入ってきました。
もしかするとプロスペクトグレードの平均が違うのか?

Alabama6.33
Ohio State6.27
Georgia6.23
Cincinnati6.13
Penn State6.11
LSU6.06
UCLA6.02
Oklahoma6.00
Mississippi5.98
Baylor5.98
ドラフト後のトップ10校の平均Prospect Grade
Georgia6.23
Cincinnati6.17
Alabama6.16
Penn State6.11
Texas A&M6.07
Michigan6.07
LSU6.06
Mississippi5.97
Oklahoma5.93
Arizona State5.84
ドラフト前のトップ10校の平均Prospect Grade

データ総数が変わっているのと、指名されなかった選手は省いたため、ドラフト前後で数値が変わっている学校もあります。
数校が入れ替わったところで数値的に大きな変化はありません。
ミシガンなんかはエイダン・ハッチンソン(Aidan Hutchinson)とダクストン・ヒル(Daxton Hill)、デイビッド・オジャボ(David Ojabo)以外は平均を押し下げる要因だったので、そういった面で指名数トップ10からは外れたのかもしれません。

出身地別の指名選手数

出身地も前後で比較しておきましょう。

テキサス31
ジョージア24
カリフォルニア22
フロリダ22
アラバマ12
オハイオ12
ルイジアナ11
ノースカロライナ10
メリーランド9
テネシー9
ドラフト後
テキサス45
カリフォルニア34
ジョージア28
フロリダ25
ルイジアナ16
アラバマ15
オハイオ14
ミズーリ11
ノースカロライナ11
テネシー9
ドラフト前

ミズーリの代わりにメリーランドが入ってきたくらいで、ほかに大きな変更はありません。
このブログを書いている時に気づきましたが、前回の出身地別の数はなんか間違っていました。
今回の右側の数字が正しいものです。訂正します。

カンファレンス別の指名選手数

前回と同様、まずはFBS校とそれ以外の数字を。

FBS237
FCS20
DIV25
ドラフト後
FBS303
FCS17
DIV22
NAIA1
ドラフト前

次にパワー5とグループオブ5カンファレンスの数字を。

POWER 5184
GROUP of 548
ドラフト後
POWER 5241
GROUP of 554
ドラフト前

最後はFBSカンファレンス別に見てみましょう。

SEC65
B1G48
BIG1225
PAC1225
ACC21
AAC19
MWC11
MAC6
Sun Belt6
C-USA6
ドラフト後
SEC82
B1G54
PAC1236
BIG1235
ACC34
AAC20
MWC14
C-USA7
MAC7
Sun Belt6
ドラフト前

そんなに割合は変わっていません。
概ね下馬評どおりといったところでしょうか。

指名外の注目選手

残念ながら指名されなかった選手は毎年数多くいます。
その中でもまだ能力的には先発出場の可能性もあるんじゃないかという選手たちをご紹介。
選考基準はプロスペクトグレードです。

Abram SmithRBBaylor6.17
Juanyeh ThomasSAFGeorgia Tech6.15
Christopher AllenEDGEAlabama6.14
Aaron HansfordLBTexas A&M6.13
Verone McKinley IIISAFOregon6.13
Joshua JobeCBAlabama6.12
JoJo DomannLBNebraska6.11
Kennedy BrooksRBOklahoma6.11
Jack CoanQBNotre Dame6.10
Makai PolkWRMississippi State6.10

どうですか?いずれもグレードが6.10以上です。
ちなみに6.10~6.19の値は、「良いバックアップまたはスターターになれる素質あり」という評価です。
すでにドラフト外FAで契約済みの選手もいるかと思いますが、ひいきのチームがこれらの選手と契約していたら少し気にかけておくのもいいかも。

まとめ

ドラフト特集も今回で終わりにしようかな。
小難しくデータだなんだと言っていましたが、「もっとこんな情報やあんな比較が欲しいよ」というものがあれば教えてください。
来年以降の参考にさせてもらいます。

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