ヒューストン・テキサンズ ブレイクダウン 2022 Week 3 – オフェンス

こんにちは。

Twitterの使い方はホントに難しい。
前もこんな話したけど改めて思うって話。
ブログをやっている自分に閲覧者数がすべてではないと常々言い聞かせてもやっぱり閲覧者数が増えると嬉しい。
そのためにはTwitterのフォロワー数を増やして定期的に見に来てもらえるチャンスを増やすのが手っ取り早い。
一度のバズりはただの麻薬で、一発の花火にしかなりません。
ほとんどの人は自分の興味のある記事が投稿されたときしか見に来ることはないわけです。
例えば、1000人がぼくのブログ投稿ツイートを見たとします。
その中で実際にブログを訪問する人ってのはせいぜい20人いれば良い方です。
ただ、だからといってそのバズりが意味がないかというとそうでもない。
その中には定期的に訪問してもらえる人が含まれている可能性があるからです。

というわけで、Twitterの活用は非常に重要だと感じる今日この頃。
むやみやたらにツイートしても意味はありません。
ぼくの場合、最近はしょうもないボケ的なツイートや自分が勉強になったなーと思った有識者のツイートをリツイートしたりしていますが、その中から多少バズるものもあればまったくバズらないものもある。
同じようなツイートでもです。
それはたまたま目にとまったとか、いろんな人がいいねやリツイートしてるからとりあえず自分もしておこうだったり原因はひとつではなくさまざまあります。
それにちょっと注目が集まっても簡単にフォロワーは増えません。

さらに難しいのが自分から他人をフォローしにいくか否か問題。
アメフト関係でも割とフォロワーが多い人がそれなりにいますが、ほとんどフォローしていないかフォローしまくっているかは人それぞれ。
じゃあ自分はどうするのが良いんだ?と考えると結論は出ない。
自分からフォローしにいかない場合、これはいまのぼくですが、簡単にフォロワーは増えません。
ではフォローしにいけばいいじゃないかとなるかもしれません。
しかし、いざフォローしにいった場合、ぼくからフォローされた人は「誰?ブログやってる?宣伝か」となってフォローバックされずおしまいとなるかもしれない。

長々書いてしまって申し訳ありません。
ただ、これは本当に悩ましい問題で、今後も明快な結論が出ることはないでしょう。
ぼくはいま、Twitterという監獄に囚われた憐れなブロガーと化しているのです。

さて本題。
NFLも第3週までが終わりました。
ぼくが今シーズン密着しているテキサンズはどうかといえば、未だ勝ち星を上げることができていません。
まあ、そこは巡り合わせやチーム事情など、多面的・複合的な要因があってのことですので、そこまで気にしていません。
QBがどうとかプレイコールがどうとかは言っても詮無いことです。
同じQBでもチームが変われば活躍することもあればその逆も然り。
チームに関わる人すべてに同じことが言えます。
なので、ぼくはあれこれ偉そうに言うのはなしにしています。
ただし、今回から感想も最後に付け足してみようと思います。
ただ、データだけ紹介しても毎週同じことやってれば飽きが来ます。
ぼくが試合をどう見ているのかなどを少しわかってもらえればと思います。
できる限りエラそうにはならないようにしますので、どうぞよろしく。

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目次

概況

スクロールできます
QuaterDownDistancePersonnelQBPlayYard備考
111022Under CenterRun4
12622Under CenterRun2
13411ShotgunPass0
144

Punt

111011ShotgunRun3
12711Under CenterPlay Action0
13711ShotgunPass52
111011Under CenterRun7Fumble
12111Under CenterRun5
11G21Under CenterRun2
12G13Under CenterPlay Action4TD
111021Under CenterPlay Action17
111021Under CenterPlay Action19
11G22Under CenterRun-2
12G11ShotgunPass0INT
211012Under CenterRun4
22621Under CenterPlay Action0
23611ShotgunPass5D Holding
211021Under CenterPlay Action0
221011ShotgunRun4
23611ShotgunPass0
246

Punt

211021Under CenterRun24
211012Under CenterRun9
22112ShotgunRun7
21G23Under CenterRun1TD
211011ShotgunPass2
22811ShotgunPass7
23111ShotgunPass0ID
241

Punt

311013Under CenterPlay Action12
311013Under CenterPlay Action25
311011Under CenterRun4
32611Under CenterPlay Action0IC
311013Under CenterPlay Action0
321012Under CenterRun2
33811ShotgunPass6
342

FG

311022Under CenterRun6
32411Under CenterRun6
311012Under CenterRun0
321011ShotgunPass9
33111ShotgunPass0
341

Run

311021Under CenterPlay Action22
311021Under CenterPass0
321011ShotgunRun3
33711ShotgunPass15
311012ShotgunPlay Action6
32422Under CenterRun3
33122Under CenterRun-3
344

FG

411013Under CenterPlay Action4
42621Under CenterPlay Action-8
431411ShotgunPass-5
4419

Punt

411022Under CenterRun-3Fumble
421311ShotgunPass3
431011ShotgunPass30
411011Under CenterRun4Holding
412011ShotgunRun2
421811ShotgunPass0
431811ShotgunPass8
4410

Punt

411011ShotgunPass5
42511ShotgunPass4
43111ShotgunPass0INT

いつもどおりオフェンスの全体から振り返ってみましょう。
パントとFGを除いたオフェンスのスナップ数は60回。
先週より3回減っています。
ランが25回、パスが21回、プレイアクションが14回という構成です。
プレイアクションが少なく、パスが多かったのは2ミニッツオフェンスも関係しています。
先の2週を観たせいか、パスが多いチームという印象でしたが、今週はランも増やしてきたみたい。
ESPNのチームスタッツを確認すると、ランは相変わらず100ヤードに届かず。
パスは237ヤードと最近のNFLにしては物足りない数字。
ランとパスを足しても300ヤードちょっととかなり低調な様子。

1Qから順番に見ると1Qと3Qは好調、2Qと4Qは不調とジェットコースターのような試合。
まあ、2ミニッツでパスが通らなかったりということも考慮すると偶数のQに落ちるのは仕方ない。
いや、仕方なくはないけど。
Davis Mills(デービス・ミルズ)のパスには信頼性が低いことを考えると今後も2ミニッツのキャッチアップはキツいのか?

各ダウンのプレイ選択

1st Down

1stダウン全体でのスナップ数は27回、獲得ヤードは177ヤード、平均獲得ヤードは6.6ヤードと上等な成績を修めています。

プレイ構成はこんな感じ。
意外だったのがランが非常に多いこと。
これまでのテキサンズといえばパスが多めの印象でしたが、ランが半数以上を占めています。
そしてパスはなんとたったの3回しかプレイしていません。

そして獲得ヤードと平均ヤードはこんなもん。
ランでも平均4ヤードは超えており、プレイアクションに至っては平均11ヤード超え!
1回プレイしたら更新できる計算に。
少なくともベアーズ相手に1stダウンのランとプレイアクションはかなり効果的だったということになります。
パスは少ないとはいえ7ヤードしか獲得できないのはいかがなものか。

2nd Down

2ndダウンでは19回プレイして51ヤードを獲得、平均ヤードは2.7ヤードとガクッと落ち込みます。

プレイアクションとパスを合わせると、パスの方が優勢になります。
それでもランはよくプレイしています。

プレイアクションの獲得ヤードは-4ヤード!
ド派手なサックが響いたか。
それはともかく、ランはまだまだ有効です。
2ndダウンでは10ヤード以内ならランをプレイする可能性があります。
それで平均4ヤードなら大したもんだとぼくは思います。
3rdダウンに3歩のパスも選択できることになるのでブリッツが届く前にパスを投げることも可能です。
パスはやっぱり低調。
ランより平均が少ないのはいただけない。
失敗が多くなるとそうなってしまうのもしかたない。

3rd Down

3rdダウン全体のプレイ回数は13回。
獲得ヤードは108ヤードで、平均8.3ヤード稼ぐ計算となります。
十分じゃないか?
なんでドライブが続かなかった?

プレイアクションはなし。
ショートヤードなら使っても良さそうなもんですが。
今週は2ヤード以内の場合でもパスが多かった。
ちなみにランは1回だけ。

ランはマイナスヤードとなりました。
確かベアーズのRoquan Smith(ロクアン・スミス)にコテンパンにされた。
パスは半端ない数字となっていますが、数字に騙されることなかれ。
52ヤードと30ヤードの2回の成功が平均を大きく上げているだけでほとんどはショボパスか失敗です。
それでもフレッシュを更新できていることも何度かありました。
必要なヤードは稼げたり稼げなかったり。

パーソネルごとのプレイ選択

相変わらず11パーソネルが過半数を占めますが、先週よりはバランス良くなった。
今週は特に21パーソネルが多かったかな。
あとは妙に22パーソネルも多い。
もともとTEを多く使うオフェンスですが、今週は一層ヘビーな体型が目立ちました。
その代わりレシーバー4人体制の10パーソネルはなし。

11パーソネルを加えると極端なグラフになって見づらくなるのでカットしました。
ちなみに11パーソネルは31回プレイして179ヤード、平均5.8ヤードと上々の成績でした。
あまりにヘビーな22パーソネルや23パーソネルはかなりのショートヤード用なので数字は小さくても個別のシチュエーションで必要なヤードを獲得できていればそれでオッケーです。
実際、23パーソネルは1回のみ、1ヤードしか獲得していませんがTDを奪っています。
21パーソネルの獲得ヤードが妙に多いですが、これはプレイアクションの成功によるところが大きい。
20ヤード前後のパスを3回成功させています。
やればできる!
今シーズンのこれまで、FBが入ると極端にランが多かったため、ベアーズもランと高を括っていたところもあるのかもしれません。

11 Personnel

ここからはテキサンズで最も多い11パーソネルのプレイについて見てみましょう。

バランス良い。
ランは24回、パスは21回、プレイアクションは14回です。
若干ランが多いですが、パスもどっこいどっこいのプレイ回数。
11パーソネルは基本的に全シチュエーションで使うのでこのような構成となりました。
フォーメーションもスプレッドだったりコンデンスドだったり幅は広め。
ショットガンとアンダーセンター両方とも使います。

獲得ヤードもまあまあいい感じ。
パスとプレイアクションはもうちょっと欲しいけど。
Pep Hamilton(ペップ・ハミルトン)が好きなのもよく分かる数字となっております。

ShotgunとUnder Centerのプレイ選択

最後にショットガンとアンダーセンターの割合とヤーデージも比べてみます。

今週は少しバランスの取れた割合となりました。
先週はショットガンが70%超えという偏り具合でした。
ちなみにショットガンのときはほとんどが11パーソネルとなります。

なぜかトータルヤードの下限が微妙な感じで、偏向報道みたいになってしまった。
まあ、平均もトータルヤードもバランス良い。

Shotgun

ショットガンのプレイ構成は、ランとプレイアクションがそれぞれ5回と1回です。
対してパスは20回もコールされました。
やっぱりパス向きの体型。
それとしつこいですが2ミニッツも影響しています。

ちょっとバグったグラフになってしまった。
パスもプレイアクションももうちょっと平均ヤードが欲しいのはいままでと同じ。
ランも4ヤード未満は少し寂しい。

Under Center

ふざけた構成。
散々、今週はバランス取れてるとか言っといてバックのフォーメーションでプレイは分かる。
ラン(19回)とプレイアクション(13回)で97%を占めます。
ちなみに普通にドロップバックするパスはたったの1回!

ふざけたグラフ。
パスはその1回も失敗してゼロ。
ランはショットガンだろうがアンダーセンターだろうが平均4ヤードには届きません。
プレイアクションもだいたい6-7ヤードが関の山という感じ。

感想

結局のところこのチームの課題はオフェンスです。
ランもパスも大してゲインできないのでは勝ちようがありません。
特にミルズのパスは弁慶の泣きどころとなってしまっています。
ぼくが思う良いオフェンスというのはできるだけ3rdダウンをつくらずチェーンを動かし続けることだと思います。
そういう意味では3rdダウンの数をもうちょっと減らしてほしい。
現状、2ndダウンのスナップ数と3rdダウンのスナップ数が6回しか変わりません。
1stダウンでうまくゲインできなければ即3rdダウンというのが見えてしまう。
そして相手からすれば、3rdダウン5ヤード以上に抑えればパスを強いることができます。
ミルズのパス成功率は現時点で57.9%となっています。
そう考えるとオフェンスは1stダウンと2ndダウンのランさえ止めてしまえばドライブを止めたも同然です。

彼にはステップアップが必要です。
これまでの試合を観たところ、彼はカムバック系のルートをまともに通すことができません。
そしてサイドライン際も苦手。
バーティカルなルートもコントロールが定まりません。
OCのハミルトンにとってはかなり選択肢が少ない状況です。

もちろんミルズにも良いところはあります。
それはインブレイク系のルートは上手いところ。
今週の試合、Nico Collins(ニコ・コリンズ)へのSlantやBrandin Cooks(ブランディン・クックス)に決めたDagger、誰かは忘れましたがTEへのY Crossなんかは綺麗に決めていました。
ただし、そんなルートコンビネーションばかりでは相手に読まれるのでもっとパスの精度を上げなければなりません。

それと、ぼくはテキサンズにはRPOが向いているような気がするのです。
普通のInside ZoneとSlantだったりSplit ZoneとArrowの組み合わせなんかは良さそう。
とはいっても、プレイブックにRPOがなければどうしようもありませんが。

いまのところオフェンスの噛み合わせが悪い状態が続いているので、パスも多少成功率が上がればもっと勝てるチームになるのではというのがぼくの感想です。

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