こんにちは。
「みなさんはSDGsを知っていますか?」
一時、FM802で耳にタコができるほど聞いた言葉。
SDGsとは、国連が定めた2050年までに達成を目指す持続可能な開発目標のことです。
具体的には不平等をなくそうとか、地球を大切にしようとか、いままで道徳的に教えられてきたことを全部詰め合わせた取り組みがSDGs。
SDGsのほかにもSociety 5.0とかワーケーション、メタバースなどなど、よく分からない新語が次々と世に放たれる激動の令和。
ちゃんとついていけてる人はこの世に一体何人いるんでしょうか。
横文字がいっぱい並んでここはホントに日本か?
日本総小池百合子化計画、それがSociety 5.0。
さて、今回はドラフト注目のOTを紹介します。
そもそも、ほとんどの人はOLの個人個人に注目して試合を見ることはあまりないと思います。
ぼくもそうです。
どちらかというとOLというユニット全体で評価する方が適切だと思いますが、ドラフトは選手個人の採用問題なのでそうもいかず。
それにほかのポジションと違って映像も少ない!
画面に大写しされるときは、ホールディングしたときくらい!かわいそ。
でも、OLはフットボールにおいて最重要ポジションです。
NFLのQBは除くとして、オフェンスのチームづくりはOLからというのが持論です。
スクリメージラインを支配することが得点への近道です。
そのOLの中でもCとGはインテリアラインと呼ばれ、OTは区別されます。
なんでかというとCとGは、ほぼ同じポジションで、兼任が可能です。
Cがケガしたとき、Gが代役を務めるシーンは多くの人が見たことあると思います。
対して、OTは機敏なエッジラッシャーと対峙するわけで、フットワークと体格が求められます。
というわけで、今回はOLの最重要ポジションOTから紹介したいと思います。
上位指名が予想される選手
イキーム・エクウォヌ(Ikem Ekwonu)ノースカロライナ州立大学(NC State)
エバン・ニール(Evan Neal)アラバマ大学
チャールズ・クロス(Charles Cross)ミシシッピ州立大学
トレバー・ペニング(Trevor Penning)ノーザンアイオワ大学
バーナード・ライマン(Bernhard Raimann)セントラルミシガン大学
1位と2位の評価は各メディアによって分かれる印象。
しかし、またアラバマかいな。
毎度のことながら感心します。
アラバマの先発でドラフト候補にならない選手の方が少ないくらいです。
それだけにノーザンアイオワやセントラルミシガンのような、言ってしまえば弱小校からもトップ指名候補の選手が輩出されるのは、アメリカの層の厚さを実感します。
あと、OLにはスタッツらしいスタッツというものは特にないので割愛します。
イキーム・エクウォヌ
暴力的な選手。
ブロックする相手を痛めつけてやろうという確固たる意志を感じます。
あまり良くない選手のように思えますが、フットボールでは非常に重要です。
徹底的にボコボコにしまくることで相手は戦意を喪失します。
そうなれば完璧。
スクリメージラインは自分のものです。
パスプロでもランブロックでも相手をぶっ飛ばしてる映像が多い。
非常に力強くて身体の入れ方も上手いです。
荒々しい性格の中にもテクニックが備わっています。
懸念事項は背が低いことくらいかな。
昔、何かで見聞きした覚えがありますが、NFLでは196cmないと背が低いからインテリアラインにコンバートされるとか。
そんなアホな。
ぼくは2,3cmの差がそんなに影響するわけはないと思っていますが。
とにかく彼は腕がめちゃくちゃ長いので大丈夫でしょう。
それ以外でいうと少しバランスが悪い時がある。
あと、そんなに1人の選手に執着せんでもってときがある。
キャリアーはもう走り抜けようとしてるのに、わざわざ後ろ戻ってぶっ飛ばしに行こうとする。
それはいらん。
エバン・ニール
むちゃくちゃデカい!
それでいて丁寧な動き。
ハンドテクニックはかなりのものです。
足の運び方もスムーズで細かい。
体格とは似合わない繊細な技術を持ち合わせたスーパーラインマンです。
特にパスプロは素晴らしい。
OTは最初の数歩が重要で、EDGEやDEに外側まくられたり、内側に突っ込まれたりと勝負どころですが、細かいステップでしっかりパンチを打って相手の勢いを殺します。
ランブロックも強い。
ぎゅーぎゅーに相手を押し込みます。
しっかり相手の胸ぐら掴んでパワーステップ踏み込んだら試合終了。
あとはノコノコやってきたEDGEをぶっ飛ばすパワーも良き。
1位2位は選ぶ人の好みかな。
チャールズ・クロス
フットワークが綺麗な選手。
エバン・ニールと同じく、スタートから細かなステップでしっかり対応します。
ハンドテクニックも卓越してます。
大柄な選手はどうしても相手のショルダーパッドを外側からガッツリ掴む選手もいますが、しっかり内側の胸の部分を掴んで離さない。
弱点は内側に突っ込まれると案外スルッと抜けられがち。
自分の外側をまくられたくないあまり、内側がお留守になってる。
自分の内側の足と手を上手に使って抑え込むのが今後の課題です。
トレバー・ペニング
猛獣。
気合いマックス。
それがすべての選手です。
ランブロックさせといたら機嫌良くなるタイプ。
とにかく相手とのがっぷり四つの勝負で押し込む。
あと、なんとかしてなぎ倒したいという願望を隠さない。
反面、ホールディングは多そう。
先ほど紹介したチャールズ・クロスとは違い、相手のショルダーパッドを外側から掴むタイプです。
日本ではホールディングをとられるから厳禁なブロックの仕方ですが、アメリカは割とユルい。
NFLでもガッツリ掴んでる選手がしばしば。
それでも場合によっては反則取られそうな動きをよくします。
バーナード・ライマン
全体的には上手い。
細かなステップとしっかりショルダーパッドの内側から掴む、ランブロックも力強い。
上手な点はそのくらいで、他の選手と同じことの繰り返しになるので割愛します。
弱点はパスラッシャーの小手先のテクニックに弱いことです。
スピンムーブやフェイクをかけられるとあっさり外側から抜かれることがちょくちょくあります。
まとめ
このほか、指名が予想される選手は下記の通り。
ニコラス・プチ・フレレ(Nicholas Petit-Frere)オハイオ州立大学
ダニエル・ファーレレ(Daniel Faalele)ミネソタ大学
ダリアン・キナード(Darian Kinnard)ケンタッキー大学
エイブラハム・ルーカス(Abraham Lucas)ワシントン州立大学
タイラー・スミス(Tyler Smith)タルサ大学
OTはDEやEDGEと比べると体重が重く背も高いので、ランブロックの力勝負はそこまで苦労しません。
逆にパスプロは近年ますます重要になっています。
特にスピードラッシャーに対応するOTは価値が高まっています。
ホールディングしたときだけ注目するのは終わりにしましょう!
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